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薬用シャンプーのズルイ誇大広告とバカバカしい矛盾で脱毛が促進される?

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薬用シャンプーの広告の誇張具合がひどすぎる!

最近、薬用シャンプーが売れに売れまくっているようですね。

テレビでも新聞でも雑誌でもインターネットでも盛んに宣伝をしているから、広告を目にする人も多いのではないでしょうか?

 日々、こうして本当の健康情報をお伝えしている私にとって、そうした広告があまりにもひどいなぁと思うことが多々あります。

 

たとえばスカルプDの広告なんかは「遺伝」「男性ホルモン」なんて言葉が踊っています。

騙されるな!薬用シャンプーのズルイ誇大広告とバカバカしい矛盾で脱毛をよけいに促進! 1

たかがシャンプーに、随分と壮大なテーマですね。

そうしたコトを念頭に商品開発している事自体、間違ったことではありませんし、悪いことでもありません。

 しかし、彼らの広告を仔細に見ていくと、そうした言葉は、本当に髪の毛の事を考えて引っ張り出してきたのか?マーケティングによる販売戦略のために引っ張り出してきた言葉じゃないのか?と勘ぐりたくなってきます。

 たとえば、下記のものは、薬用シャンプーとして最も成功したといわれているスカルプDの広告です。

薬用シャンプーで毛は生えない?バカバカしい矛盾と紛らわしい誇大広告 1

そもそもスーツを着てシャンプーをしていること自体、ふざけていますが、その泡立ち具合も、すごいですね。しかし泡をよく見ると本物の泡ではなく、何か繊維質の綿のようなものです。

実際のシャンプーを使用して、このように泡立たせることは、まずできないでしょうし、それに近い泡立ちをさせることは、通常のシャンプーの使い方からかなり逸脱した使用の仕方となるはずです。

実際に美容関係者に意見を聞いたところ、「本物のシャンプーを使ってこのイメージ図のような泡だて方で日常洗髪をしていたら、頭皮はもちろん手にもよくないでしょう」と言っていました。

 たんなるイメージだから、そんな目くじらを立てなくてもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、こうした薬用シャンプーに対する企業の姿勢が、広告イメージだけにとどまればいいのですが、その軽々しい態度は、その商品広告の性能や効能を説明する大切な部分にも及んでいるのです。

グラフのデータ操作で軽微な変化を大げさに誇張

例えば、スカルプDの広告に掲載されている次のデータ。

そもそも、比較対象である従来品というのが、どの商品を指しているのかが曖昧なので、グラフ自体、信頼性に欠けるのですが、それは考えないとしても、

これを見る限り、まるで、スカルプDを使用したことによって、毛髪の断面積が二倍以上に大きくなった気になりますよね?

薬用シャンプーで毛は生えない?バカバカしい矛盾と紛らわしい誇大広告 7

ところが、このグラフ、よく見ると、グラフの始まりは0ではないんですね。121.6が始まりです。

たいていのグラフは「0」から始まるんだとおもいます。で、0から始めて問題ある場合は、

間の数値を省略したりしますよね。その時は次のような省略マークを付けて対応します。

騙されるな!薬用シャンプーのズルイ誇大広告とバカバカしい矛盾で脱毛をよけいに促進! 1

ところが、見ての通りスカルプDの広告のグラフは0から始まっていないにもかかわらず、省略記号がないですね。

そして細部の実だけを抽出しているので、あたかもスカルプDを使用した髪の毛は断面積が二倍以上になったような印象を作り出すことに成功していますね。

でも、実際は、もしこのグラフを 0 から始めたとすると、次のようになります。

 

薬用シャンプーのズルイ誇大広告とバカバカしい矛盾で脱毛が促進される? 1

 

これを見て、なんか騙された気がするのは私だけでしょうか。

というか、0から始まるグラフを改めてみると、髪の毛が太くなったといっても、

なんか、それは誤差の範囲?と思ってしまうような軽微な増加のような気がします。

騙されるな!薬用シャンプーのズルイ誇大広告とバカバカしい矛盾で脱毛をよけいに促進! 3

ないはずの汚れまで飛び散る不思議

次の絵はだれもが知る、花王から発売されている薬用シャンプーサクセスの広告に載っている説明図。

薬用シャンプーで毛は生えない?バカバカしい矛盾と紛らわしい誇大広告 2

なんでも、シャンプーの成分が、発毛を妨げている毛穴の汚れを洗うということですが、

絵を見ると、すごい勢いですごい量の汚れが飛び散っていますね。

でも、その飛び散っている汚れを、あなたの頭の中で、元に戻してみてください。

絵の中で飛び散っている汚れは毛穴の中に入りきらない量ですよね?

しかし、広告では毛穴の汚れを洗うという説明とともに、このようなイメージ図が載っています。

イメージ図だから何を描いてもいいというわけではないと思います。

小学生でもわかる薬用シャンプーのバカげた矛盾

薬用シャンプーは、そのシャンプー液に髪にいい成分が含まれていると謳っています。

女性用のラサナ薬用シャンプーでは次のように表現しています。

薬用シャンプーで毛は生えない?バカバカしい矛盾と紛らわしい誇大広告 5

曰く「コラーゲンが、年齢を重ねやせてしまった髪の内部に浸透し、空洞を修復。髪の芯からコシのある美髪に整えます。」

人によって、シャンプーをする時間の長短はあるでしょうけど、どんな長い人でも5分もかからないでしょう。

そんな短い時間の間に、髪の内部に浸透して修復するなんて、どんな劇薬なのでしょうかw

しかし、そもそもシャンプーの目的は洗うことです。

つまり、洗ったあとは必ず洗い流さなければなりません。

頭皮や頭髪に浸透することによって素晴らしい効果を発揮することを盛んに言っていますが、

かりにそうだとしても、そもそもシャンプーは、本来汚れを落とすものであって、

シャンプーが頭皮や髪の毛に付着したままでは、有害であろうことは想像できるかと思います。

頭皮に有害であるからこそ、例外なく、すべてのシャンプーは、必ず洗髪後に洗い流しますよね?髪の毛に付着したままにしておいてください、なんて薬用シャンプーは、一つもありません。

しかし、もしシャンプーに育毛成分が含まれているのであれば、そのシャンプーを髪の毛や頭皮に付着させなければいけないでしょう。

シャンプーだから洗い流さなければならないのだけれども、育毛成分が入っているから付着もさせなければならない。

付着させるべきか?洗い流すべきか?両方しなければならない?

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 一言で言い換えれば、矛盾です。

真剣に考えれば、ここで誰でも次の疑問に行き着くのではないでしょか?

こんな、簡単な矛盾、小学生でも理解できますよね?

なのに、なぜか、多くの大人たちは、薬用シャンプーが髪の毛に何かイイであろうことを期待して、こぞって買うんですね。

そもそも薬用は医薬部外品であり薬にあらず

多くの人が誤解しているのですが薬用というのは、医薬部外品であり、クスリではないのです。これはどういうことかといえば、医薬品はその効果がはっきりしていて、確実に体内で何らかの変化を及ぼすものである一方、薬用といった医薬品は、なんとなくよさそうなもので、効果があるかもしれないし、ないかもしれない、といったものだ。

  医薬品 医薬部外品
薬事法抜粋 1.日本薬局方に収められている物
2.人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であって、器具器械(歯科材料、医療用具及び衛生用品を含む。以下同じ)でないもの(医薬部外品を除く)
3.人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって、器具器械でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く)
次の各号に掲げることが目的とされており、かつ、人体に対する作用が緩和なものであって器具器械でないもの及びこれらに準ずる物で厚生労働大臣の指定するものをいう。ただし、これらの使用目的のほかに、前項(医薬品の定義)第二号又は第三号に規定する用途に使用されることもあわせて目的とされている物を除く。

1.吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
2.あせも、ただれ等の防止
3.脱毛の防止、育毛又は除毛
4.人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみ等駆除又は防止

主な該当商品 ・医師が処方する薬
・薬局で買える風邪薬、胃腸薬、目薬、滋養強壮剤などの市販薬
薬用歯磨き剤、制汗スプレー、薬用クリーム、ベビーパウダー、育毛剤、染毛剤、入浴剤、薬用化粧品、薬用石けん、他
  配合されている有効成分の効果が認められており、病気の治療や予防に使われるクスリ 配合された何の成分に、どんな効果が期待できると認められているのかは不明

 医薬部外品、薬用というポジションは、実は非常にあいまいで、かねがねからその問題点が指摘されていますが、問題の根本は行政側にあるためか、事故が起きてもいまだその問題は放置されたままです。

 医薬部外品が引き起こした2つの大事故といえば、茶のしずく石鹸問題と、カネボウの美白化粧品の健康被害問題ですが、これらの問題は、医療事故と違い、メーカーの製造物責任だけに負わせ、またそうしたメーカーの広告などによって過大な期待を抱いた使用者の自己責任とされてしまう点です。

 そうでなくても、薬用という言葉は、まるで医薬品であるかのような錯覚をいだかせるものの、医薬品のような厳密な臨床実験などを経たものというわけではないのです。

 シャンプーでそこまでひどい事故が起こるとは考えにくくはありますが、しかし医薬部外品、薬用という名前をわざわざ使用する商品こそ、疑いの目で見るべきかもしれません。

行政からお墨付きをもらったはずの医薬部外品が大きなトラブルを引き起こしたものの行政は知らんぷり
行政からお墨付きをもらったはずの医薬部外品が大きなトラブルを引き起こしたものの行政は知らんぷり

 

髪の毛が生える環境づくりをするの嘘?

また薬用シャンプーでよく言われるのが、「髪の毛を生やすための環境づくり」という嘘です。

皮脂や汚れを取り除き などと皮脂が髪の毛の発育を妨げているかのように言います。皮脂とは、簡単にいえば、油。油といえば、油汚れといわれるように、あまりいいイメージがありませんね。

しかし、人体からでる油は、それ自体は汚れではなく、むしろ、外部から汚れや雑菌、バイ菌などが体内に入るのを守ってくれているのです。

いうなれば、バリア。これを、汚れと勘違いして、皮脂までも取り除くというのは、体のバリアをとってしまうことで、それによって体は無防備状態になり、汚れや黴菌が体内に入りやすくなってしまいます。

 そもそもふけやかゆみの原因は、頻繁なシャンプーによって、頭皮の皮脂幕が薄れているのが原因ではないかともいわれているほどなのです。

頭皮の油、皮脂を悪者に仕立て、その除去能力の高さを売り物にする薬用シャンプーの広告

 まるで皮脂といった頭皮の油を悪者に仕立て、それを取り除くことで髪の毛が生えやすくなるような宣伝をしている薬用シャンプーが多数見受けられますが、実はそうしたシャンプーによる洗髪自体が抜け毛の原因になっているのではないかという説もあります。

そしてそれを言うのは、何も研究者や学者とかではなく、誰よりも一番髪の毛に普段から接している美容院の関係者たちなのです。

そうした美容師の裏事情に関しては次の記事が詳しいです。

薬用シャンプーには副作用がある?

薬用シャンプーの多くは、汚れを落とす成分を強化するための薬剤が添加されています。その特殊な薬剤がゆえに、石鹸なんかを使用するよりも、短時間で汚れを落とすことを可能にしています。

そうした優れた汚れ落としの効果がある反面、それがまた大きな副作用も招いているのです。

薬用シャンプーの副作用としてよく言われているのが、薬用シャンプーを使うのをやめたら、フケやかゆみが増えたというものです。

多くの薬用シャンプーには、医薬部外品として承認されるために、その有効成分の一つである、「グリチルリチン酸」が配合されています。

 これはステロイド剤の代用として用いられるほど強力なもので、0.1%以上配合しないと薬用を謳えませんが、その効果が協力がゆえに逆に配合上限も決められていてます。  シャンプー・洗顔などの皮膚に残らない商品は0.8%まで。化粧品などの皮膚に残る商品は0.3%までとなっています。

 本来頭皮は、シャンプーなどに頼らなくてもふけやかゆみを防ぐ自浄作用が頭皮の表面で働いているのですが、薬用シャンプーのふけやかゆみを抑える上記のような成分は、自浄作用に頼らず、強制的にふけを除去してしまいます。

 よって、薬用シャンプーをつかった直後はふけやかゆみが抑えられるのですが、長年使い続けると、頭皮の自浄作用が働きにくくなり、薬用シャンプーを使わないと、ふけやかゆみがおさまらなくなってしまうという、状態になってしまうのです。

 よって、薬用シャンプーの体験者の口コミで「薬用シャンプーをやめてほかのシャンプーを変えたら、ふけが増えた」といって、その薬用シャンプーの効果を絶賛している人もいますが、実はそれは、薬用シャンプーによって、頭皮の自浄作用がダメージを受けているに他ならないのです。

根拠の薄いことを大げさなイメージ図によって不安を煽る薬用シャンプーの広告
根拠の薄いことを大げさなイメージ図によって不安を煽る薬用シャンプーの広告

まとめ

薬用シャンプーの多くは、毛穴の油汚れが髪の毛の発毛を妨げているというストーリーに沿った商品開発をしています。

 しかし、今、ハリウッド女優やタモリなどをはじめ、多くの人がそうしたストーリーに疑問を呈し、むしろ、シャンプー自体が髪に良くないのではないかと唱え始めてきています。

 薬用シャンプーの多くは、毛穴の汚れを徹底的に落とすということで、専用のブラシまでも販売したりしていますが、そうした徹底的な洗髪の努力がかえって抜毛を増やしているのかもしれないとおもったら、ゾッとしますね。

 すくなくとも、今、薬用シャンプーなどが広告で唱えていることの根拠は、非常に薄いことが今回の記事でもわかっていただけたと思います。

 これを機に、あなたのシャンプーを見直し、少しでも髪の毛にいいことをするようにしてください。

騙されるな!薬用シャンプーのズルイ誇大広告とバカバカしい矛盾で脱毛をよけいに促進! 4
薬用シャンプーと抱合せで販売している専用のブラシが、実は育毛、養毛に大切な皮脂を取り除いてしまっているかもしれないのです!
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