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なぜ薬を使うといけないのか?

うつ病は薬を使わずに治すことができるか?
うつ病は薬を使うのが常識になっていますが。。。

 そもそも、精神の病気をなんで薬で治せるのか?それ自体に強い疑問を抱いていました。うつ病は薬を使わずに治すべきではないのでしょうか?そんな折、僕のうつ病の友達のうつ病の奥さんが、自殺未遂をしてしまいました。飛び降り自殺だったのですが、幸か不幸か命は助かったものの、現在は車椅子生活をしています。
 友達は自殺の原因は、明らかに薬が原因だと言っています。しかし、そんな友達も、そしてその奥さんも、未だにうつ病の薬を服用し続けています。

 二人はうつ病同士で結婚したのですが、奥さんの方は、うつ病は薬の力で良くなりかけていたところでした。ちょうど薬離れをしようとしていたところだったのですが、友人はそんな奥さんを、頼もしい反面、心配にも思っていたのでした。

 理由は、うつ病の薬は反動、揺り戻しが非常に強いので、服用しているときは、すごく良くなる反面、服用をやめると、落ち込みも普段よりも強くなり、薬のやめ際が、一番自殺の危険があると知っていたからでした。

 そして残念なことに、その懸念が現実となってしまったのです。

 薬を利用すれば、強引に一時的に気分を上げることはできるものの、その反動も強いために、結局、薬を使い続けなければならないことになって、薬漬けになってしまう、とは僕の友人が妻の自殺未遂から学んで教えてくれた教訓でした。

 うつ病で医者から処方される薬は、その薬が神経などに及ぼす化学反応によって、人間の気分、気持ち、感じ方をコントロールするわけです。
 しかし、そもそも人間がうつ病になる時というのは、置かれた環境や人間環境の中で、患っていくものであって、けっして人工的な化学反応でなるわけではありません。

 だから、薬を使わずにうつ病を治すほうが自然だし、理想だと思うのですが、なぜ、あまりそうした取組がないのかなぁ、と思っていた時に出会ったのが、みやじっち先生の薬をつかわないで治すうつ病でした。

■みやじっち先生とは何者?

みやじっち先生 ご存知のかたも多いかと思いますが、簡単に紹介します。現在、湯島の清水坂クリニックで院長を務めるみやじっちこと、宮島先生は、「うつ病を薬を使わずに治す」ことで有名です。
 みやじっち先生は医者でありながら、自らもうつ病を発症。抗鬱剤を飲みながら精神科医であるという、実に奇特な経験をした後に、薬を使わずうつ病を完治し、その経験に基づき、現在、医師として薬を使わないうつ病治療の普及に尽力をしています。
 
 精神科医でありながら、うつ病を経験し、抗鬱剤を飲みながらうつ病と格闘してきたみやじっち先生が、辿り着いた「薬を飲まずにうつ病を治す」という方法は、とても説得力があります。 しかし、その反面、根強いアンチがいるのも事実です。

■みやじっち先生にアンチが生まれる理由

images (2) みやじっち先生を信望する人も増えてきましたが、みやじっち先生の考え方に疑問を呈する人、バカバカしいと一蹴する人、いわゆるアンチな人もたくさんいます。
 なぜでしょう?
みやじっち先生の話の特徴は大きく分けて2つ

  • 現代医療の批判
  • 現代社会の批判

を展開します。つまり、現代社会と真っ向対立する考え方であるからです。薬も治療の一部に組み込まれた現代医療を批判すれば、当然、現在の医療業界全てを敵に回すようなものですから、アンチが生まれて当然なのです。

 さらに現代社会への批判も展開します。よくみやじっち先生の話には「社会の歯車」という言葉が登場しますが、多くの人はそれを望んではいないものの、そうならざるをえない、深刻な事情があるわけです。そうなりたくはないけどならざるを得ないという間でもがき苦しんでいる故の、うつ病なのかもしれません。
 みやじっち先生はそこを、いとも簡単に、「歯車になることをやめろ」と言います。誰もがそれができれば、苦労しないよ、といいたくなるかもしれません。多くの医者は、その根本的な原因に薄々気づきながらも、とりあえずその苦しみを薬で紛らわして、対処を考えましょうというスタンスなのです。
 歯車でいることをやめれないから、うつ病になっているにもかかわらず、歯車になることをやめろと言うみやじっち先生の言葉に対して、反感を覚えてしまう人も多いのでしょう。

■みやじっちせんせいの方法

 まず、そもそも、みやじっち先生は、うつ病の定義からして、現代医療に対してとても挑戦的かつ懐疑的です。

うつ病とは、そのように医者に診断されたかどうかに過ぎない

 といいます。確かにうつ病自体、詳しく見ると、うつ病は仮説に過ぎず、その定義自体は、明確に規定しようにもできるものではありません。それにもかかわらず、それに対する治療薬や処方まで決められている事自体、そもそもおかしいのですが、そうした矛盾点は先生の著書でも詳しく触れられているので、興味のある方は、先生の著書を一読することをオススメします。

images (3)

とはいえ、うつ病という言葉が広がり、普通に使われていることもあり、「あ、自分が鬱病かも」と思う人もいるかと思います。すでに医師からうつ病と診断されている人もいることでしょう。

 先生は、このうつ病に対して、病気というよりも、「体の危険信号」と捉えます。うつ病のような症状は、体がSOSを出しているのだといいます。そしてそのSOSの信号の原因が何であるのかを考えてみることが大切だといいます。

SOSの原因は、どこかに無理が生じていることからくるものであり、原因となっている苦しめる考え方、厳しい考え方を緩めろというのが、みやじっち先生の治療方法です。

大袈裟に言うと、次のような感じです。

 会社が大変 > じゃあ会社を辞めろ
 旦那とうまくいかない > じゃあ離婚しろ

 普通の人には、なかなか出来ないことです。先生は、だからこそ、普通の人はうつ病になってしまうのだ、と厳しくイイます。もちろん、これは、先生の理論をかなり端折ってしまっているので、これが全てとはいいませんが、ここで編集部なりの、先生の考え方を簡単にまとめると、基本的な考え方は次の3つ

  1. 頑張り過ぎない
  2. 悩み過ぎない
  3. イライラしすぎない

です。1の頑張り過ぎないとは、休める時は休まなければいけないし、休みが必要だと思ったら、強引に休混なければいけないということです。
 多くの人は、休めないから薬を飲んで、とりあえず頑張るというかもしれませんが、休まなかったら、薬を飲んでも意味は無いというのが先生の考え方です。
  2の悩み過ぎないに関しては、先生は心配は万病の元だといいます。起きたら困ることを心配しはじめるときりがないといいます。それよりも起きたら嬉しい事に気を配るようにすべきだといいます。
 言い換えれば、積極的思考、プラス思考と言ってもいいかもしれません。
 こうした考え方は、幼少の頃から体に染み付いてきたものなので、なかなかそうはいっても、簡単にプラス思考に切り替えることは難しいかもしれませんね。
 そして最後のイライラしすぎないに関してですが、自分がイライラした所で、結果は何も変えることが出来ないことに気づけといいます。
 これは非常にプラクティカルな考え方ですね。冷静に考えれば、そのとおりなのです。例えばあなたが試験の発表を待っているとしましょう。そのような緊張感の中では、あなたはイライラするかもしれません。しかし、あなたがいくらイライラした所で、試験結果はまったく変わりません。そうした意味で、先生の考え方は実用的、実践的ですね。

■まとめ うつ病は薬を使わずに治すためには?

 こうした先生の考え方に対して、厳しい質問も飛びかうこともしばしばあります。一体先生のやり方で何人のうつ病患者が治ったのか?会社をやめろ、離婚をしろと簡単に言うけど、それが出来ないから悩んでいるんではないか?

s16 こうした質問は、いたずらにみやじっち先生に出されるのではなく、まさに深刻に悩んでいる人たちの、真摯で悲痛な叫びでもあるのです。それに対して、先生はたじろぐことなく、ブレることなく答えます。

「他人は関係ない。あなたの問題だ。」「あなたの人生は誰のものでもない、あなたのものだ」と

 自分の評価軸が、会社や世間など自分以外にいってしまっているような、優先順位がズレてしまっている人にとっては、イマイチピンと来ない言葉かもしれませんが、まさに、この言葉にこそ、先生のうつ病にたいする考え方のエキスが詰まっていると思います。

 9割の人が治っているから、安全確実な治療法だ、というのも、おかしいといえばおかしいのです。もしあなたが1割の治らない人であったら、あなたにとっては安全確実な治療法ではないのですから。
 そういった意味で、みやじっち先生は、大切なのは、あなた自身だと言うのです。

 薬を飲んで一時的な症状を抑えて、ごまかしごまかし治った気持ちに浸っているようなやり方では、一生、薬を服用し続けなければならないでしょう。

 みやじっち先生の治療法は、いわば、極端な方法といえると思います。でも、そもそも、あなたがうつ病という極端な状態に陥ってしまっていることを考えれば、それとおなじくらい極端なことをしなければ、根本的な原因を取り除くことができないのではないでしょうか。

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