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コーラを飲むと歯や骨が溶けるのは本当だった?

 平成生まれの人はどうかわかりませんが、昭和世代の人たちであれば、誰もが幼いころにこんなことを言われたのではないでしょうか?

 「コーラを飲むと骨が溶けるよ!だから飲んではいけません!」

 実際に特に刺激にまだ慣れていない小さい子供の頃にコーラを飲むと、、口の中がジュワーっとして、確かにそのまま、骨が溶けちゃいそうな、そんな錯覚に囚われたものです。

  それでもやっぱりコーラは美味しいんで、親とかが「骨が溶ける!」なんて脅しても、影で飲み続けたものです。私事ですが、実際、子供の頃コーラをがぶ飲みしていましたが、虫歯はいくつかあるけど、未だに骨も歯も残っています。

 コーラを飲んで歯や骨が溶けるなんて、単なる都市伝説でしょ?と思うかもしれませんが、では次の動画を見てください。

 コカ・コーラの中にゆでたまごを浸しておいたら、卵の殻が溶けてしまった!というものです。衝撃的な映像ですね。これを見れば、コカ・コーラが歯や骨を溶かしてしまうのではないかという都市伝説が、真実味を帯びできます。

 

卵の殻を溶かすけど歯や骨は溶かさないコカ・コーラ

 固い卵の殻を溶かしてしまうのであるから、当然、歯や骨も溶かされてしまうのでは、と誰もが思うことでしょう。

 しかし、コーラが歯や骨を溶かすことは現実的にはないでしょう。というのも次の理由からです。

  1. 映像では卵の殻が溶けるのに一年間かかっている
  2. 卵の殻の成分と歯や骨の成分は違う
  3. 歯や骨がコーラなどに晒され続けることはない

まず1,に関してですが、本当にこの映像で卵をコーラに一年間浸し続けたのかは確認できませんが、仮にこの映像で行われていることが全て真実だとしても、そもそも卵の殻が溶けるのに一年間かかったというわけです。

 人間の体内で、歯や骨が一年間コーラに浸し続けられる、というのはあまり現実的な状況ではありません。

 2に関して言うと、卵の殻は白くて固いカルシウムが主成分。骨や歯もカルシウムです。ところが同じカルシウムとはいえ、卵は炭酸カルシウム、骨や歯はリン酸カルシウムと呼ばれるもので、同じカルシウムとはいえ、性質は全くの別物。

 同じように歯や骨をコーラに一年間浸しておいたとしても、多少の変化はあるかもしれませんが、卵の殻のように、跡形もなく消えてしまう、なんてことはありません。

 3に関して言えば、そもそもコーラに歯や骨が一年間浸っているという環境はありません。体内でも骨が露出している部分はありませんから、コーラに触れることはありませんし、口の中は歯が露出していて、コーラに触れることはありますが、コーラはすぐに飲み込むので、コーラの中に浸り続けているなんてことは当然ありません。

コカ・コーラ社のホームページでも、次のような見解を公表しています。

Q. コカ・コーラを飲むと歯や骨が溶けるって本当?
A. コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そして、歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。
コーラを飲むと歯や骨が溶けるし癌になる?それ以上に危険なこと 1  - eea34725142ac89461b2c500579e99b3 01 200x200 - コーラを飲むと歯や骨が溶けるし癌になる?それ以上に危険なこと

 骨や歯が溶けるかもしれない、というのは酸性の飲料であればその可能性はあるもので、コーラに限ったことではないのです。

 だからといって、コーラが安全な飲み物なのか?と言われると、決してそんなことはありません。

 

コカコーラに発がん性物質が含まれるのは本当?

 アメリカの公益科学センターが2012年に次のような発表をしました。

日本のコーラから発ガン性物質検出…カリフォルニア州で売ってるコーラの18倍
「NPO法人 食品と暮らしの安全」の協力団体であるアメリカの公益科学センター(CSPI)は、 6月26日、日本を含む世界各国で含まれているコカコーラには発ガン性物4-メチルイミダゾール(4-MI)が含まれていると発表した。この発ガン性物質は、カラメル色素を製造する過程で、砂糖やアンモニア、亜硫酸塩が高圧・高温下で化学反応を起こして生成される化学物質である。
CSPIの調査は、「NPO法人食品と暮らしの安全」を含む、世界各国の消費者団体の協力で行われた。発ガン性物質4-MIのレベルは、各国で異なり、ブラジルで販売されているコカコーラが最も汚染されていた。日本のコカコーラは、355ml換算で72マイクログラムで、カリフォルニア州で販売されているコカコーラが4マイクログラムだったのに対し約18倍も多い。
カリフォルニア州では4-MIを含む食品の規制があり、この規制に対応するために、カリフォルニア州で販売されるコカコーラのみ4M-1が少ないものとみられる。

 コーラで歯や骨が溶ける心配はないとわかったものの、今度は癌になるかもしれないという危険性が浮上してきました。

 なんでも日本向けのコカ・コーラにはなぜか発ガン性物質である4-MIがカルフォルニア州で発売されているコーラの18倍も含まれているというではないですか。

 ちなみに日本だけではなく、他国におけるコーラ内の発がん物質含有量は、ブラジルのコカコーラ(355ml)からは267マイクログラム、ケニアのコカコーラからは177マイクログラム、カナダ、アラブ首長国連邦、メキシコ、イギリスのコカコーラからは、 144から160マイクログラム、中国のコカコーラからは56マイクログラム、日本のコカコーラからは72マイクログラム検出されたそうだ。
引用元 →https://cspinet.org/new/201206261.html

国名 含有量
世界9カ国のコカコーラにおける4M-1含有量 (ug/12 fl oz: 355ml)
ブラジル 267
カナダ 160
中国 56
日本 72
ケニア 177
メキシコ 147
アラブ首長国連邦 155
イギリス 145
アメリカ(ワシントンDC) 144
アメリカ(カリフォルニア) 4

 発がん性物質である4-MIが上記のように各国のコカ・コーラに含まれているのは紛れも無い事実なのですが、しかしそもそも4-MIというものは、いわゆる発がん性物質だと断定する程に大げさなものではない、と多くの識者は指摘しています。

4-MI(4-メチルイミダゾール)は発がん性物質ではない?

 この4-MIという物質は、カラメル色素を製造する過程で、砂糖やアンモニア、亜硫酸塩が高圧・高温下で化学反応を起こして生成される化学物質で、カリフォルニア州ではすでに発がんリスクが認められていて、1日あたりの摂取基準量は29マイクログラムに定められています。

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 こうした事実を元に、日本のNPO法人「食品と暮らしの安全基金」(小若順一代表)が「コカコーラから発ガン性物質検出」というプレスリリースを出し、それに反応してキリンビバレッジが反論のプレスリリースを出したことで、より信憑性をもってその発がん性の危険性が広まることとなりました。

 この4-MIが発がん物質であるか?と問われれば、発がん物質だという答えになるかもしれないけれども、その根拠となる実験結果である米国毒性プログラム(NTP)の動物実験結果を元に、欧州食品安全機構であるEFSAや米国食品医薬局であるFDAは「1日に5600μg以下であれば安全」としている一方、なぜかカルフォルニア州では「1日に29μgを超えたら危険」としている。

 言うなれば、カルフォルニア州の食品安全に対する規制の姿勢が、異常なほど厳しく、この数値を現実的に置き換えると、コーラを飲んで4-MIが原因となって癌になるためには、キリンビバレッジが発表するように、「体重50kgの大人で、1日約16L(480mlペットボトル30本以上)を毎日飲み続けなければならないのです。

 つまり、コーラを飲んで癌になるということは、現実的に考えると考えられないのです。

 ではコカコーラは安心な飲み物なのか?と聞かれれば決してそんなことはありません。

コカ・コーラで危険なのは砂糖の異常な含有量

 歯も骨も溶ける心配はないし、ガンにもならない、であれば安全な飲み物か?と言われれば、決してそんなことはありません。

 コーラで憂慮スべき危険性は、その異常なほどの砂糖の含有量です。

まずは2分程度の短い下記の動画を見てください。500mlの市販のコカ・コーラをフライパンで煮詰めるとどうなるか、だれでもすぐにできる簡単な実験ですが、その結果にあなたは驚くでしょう。

 世界保健機関であるWHOが目安として定めている一日の砂糖摂取量は、一日の総カロリーの5%としています。これをわかりやすく具体的な数値に直すと、多く見積もっても25g。

 では、コカ・コーラには実際どのくらいの砂糖が含まれているのでしょうか?

350ml…38.5g(角砂糖10個)、500ml…55g(角砂糖14個)、1.5L…165g(角砂糖41個)となり、これを写真にすると次の通り。

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 一番小さい、350ml缶のコカ・コーラを飲んだだけでも軽く一日の砂糖摂取量をオーバーしてしまうのですが、特にコメを主食とする日本人の場合、お米の7割は糖質であるため、普通の食事を指定ても砂糖の過剰摂取になりやすい食生活環境にあります。

コーラを飲むと歯や骨が溶けるし癌になる?それ以上に危険なこと 1  - eea34725142ac89461b2c500579e99b3 01 - コーラを飲むと歯や骨が溶けるし癌になる?それ以上に危険なこと

 こうした日本特有の食生活環境に加え、世界的に見ても豊かで簡単に食べ物が手に入りやすい日本において、糖尿病患者は毎年のように増加しています。

 糖尿病は一度なると治らないどころか、毎週一度透析を受けるために病院に通わなければならなくなる、大変不便でかつ重大な病気です。

 コカ・コーラを飲むと喉越しの清涼感は格別なものがあります。しかしそれはあなたの健康と引き換えになっていることを頭の片隅に留め、飲み過ぎないように注意しましょう。

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