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前の日まで健康だったのに18歳のアイドルが急死

 先日、人気女性8人組「私立恵比寿中学」の松野莉奈さんが18歳という若さで急死されてしまいました。現在、まだ正確な死因に関しては発表されていないものの、 一部ではウィルス性急性脳症だったのではないかと言われています。

 亡くなった原因は病気だったということで、多くの憶測が飛び交いました。

持病を持っていたのではないか?実は前々から病気だったのを隠していたのではないか?本当は自殺だったのではないか?とまで言う人も居ましたが、そういうのも無理はありません。

 なんでも、本人は一週間前には元気に家族旅行をし、前の日にもSNSを更新していたそうです。亡くなる前の日に、体調不良ということで、コンサートを休み、自宅療養していた際に突然亡くなってしまったのです。

 死因として疑われているウィルス性急性脳症は、誰もがかかりうる病気で、しかも健康でありながらも突然死亡してしまうこともありえる、他人事とはいえない、大変恐ろしい病気です。

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健康体でも30%の死亡率のウィルス性急性脳症

ウィルス性急性脳症は、感染したウイルスが体内で増殖し、それが脳や脊髄に入り込むことにより起こる病気です。初めは風邪と同じような症状が見られます。具体的には高熱が出たり、咳や鼻汁、下痢や頭痛や咽頭痛を伴う人も居ます。

 風邪と決定的に違うのは、ウィルス性急性脳症が発症すると、意識障害、痙攣、異常行動、不随意運動などが見られるようになる点です。

 しかしながら、ウィルス性急性脳症と他の症状との明確な違いは特になく、またウィルス性急性脳症だったとしても、その重症度にも幅があるため、実態が把握しにくいのが実情です。

 さらに厄介なのが、合併症を伴うことが多いため、従来の危険性がさらに上がってしまいます。

 そもそも症状の軽重に幅があるので一概には言えないものの、万が一、意識障害、痙攣、異常行動などを伴うような重症に陥った場合は、その死亡率は三割と言われています。さらに死亡しなかったとしても三割の人は何らかの後遺症が残ってしまうと言われています。

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ウィルス性急性脳症は治療はもちろん予防もできない?

 ウィルス性急性脳症の厄介なところは、これと言って治療法や特効薬がないところです。

 つまりウィルス性急性脳症になって高熱が出て、ひどく苦しくなっても、為す術はなく、ただ寝てる以外ないという点です。

 そこで重要になってくるのが、予防です。

今でも秋になるとインフルエンザの予防注射を打つ人も多いかと思います。しかし、インフルエンザの予防注射を打ったはずなのにインフルエンザにかかってしまったという人も少なからずいるのではないでしょうか。

 インフルエンザの予防注射は、その注射が対象とするインフルエンザのウィルスには効き目があるのですが、ウィルス自体は常に変異するために、予防注射を打っても打たなくても、インフルエンザを予防できる確率に違いは殆どないのでは、ともいわれています。

 そのために、集団予防接種も廃止されてしまいました。

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 予防接種もさほど効果がないとすれば、予防をするにはどうすればいいのでしょうか?

唯一の予防手段として考えられるのは、ウィルスの感染経路を断つという、非常に原始的な方法です。

ウィルスの感染は、空気中からの感染、ウィルス保有者から発せられたツバなどが付着することからの感染、ウィルス保有者と接触することによっての感染の3つが考えられます。

 とにかくウィルスを持っているであろう人に近づかないことが、一番の予防であり、かつ唯一の予防であります。

ウイルス性急性脳症になったときにどうすればいいのか?

ウィルス性急性脳症には治療法がないといいましたが、間違っても素人が自分でなんとかしようと、薬を飲んではいけません。

 というのも、高熱を下げるつもりで飲んだ解熱剤によって、かえって急性脳症を引き起こし、重症化してしまうという例がよく起こるからです。

ウィルス性急性脳症にはほとんど治療法はありませんが、だからといって何もしなくてもいいというわけではありません。

 その時に体に現れる症状に応じた、対処療法をすることで、急性脳症が重症化することを防ぐことができるのです。

 しかしそれは、医学的知識のある医者でしかできないことです。よって、急性脳症と疑われる次のような症状のときは、すぐに病院に行くか、救急車を呼びましょう。

  1. けいれんやひきつけが5分以上続いた場合
  2. けいれんやひきつけが治まっても意識が無かったりぐったりしている場合
  3. いつもと違った意味不明な言動があったり、ぐったりしている場合

 急性脳症は脳の障害によって起こるものなので、自分では気づきにくいかもしれませんが、誰かがそばにいれば、その人はその症状にすぐに気づくでしょう。

 急性脳症は進行も早く、また後遺症が残ったり死亡したりする確率も低くないので、上記のような症状がでたら、すぐに病院に行くか、救急車を呼びましょう。

 そして医学的知識を持った医者によって、急性脳症が重症化するであろう原因を少しでも取り除いてもらうよう、対処療法をしてもらうことが、ウィルス性急性脳症の正しい対処法です。

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追記:NHKが意味不明なニュースを拡散

 松野莉奈さんの急死に際して、その死因が報じられなかったために、様々な憶測が流れています。そのことに関して、NHKのウェブニュースでは「アイドル急死 ”解熱剤でインフル脳症”がネットに拡散」と題して次のように報じています。

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「インフルエンザのときに解熱剤を飲むとインフルエンザ脳症になることがあるらしい」という情報が拡散しましたが、これについて専門家は、「これまで詳しい研究が行われたことはなく科学的な証拠はない」と話しています。
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 これを読むと、まるでインフルエンザのときに解熱剤を飲んではいけないということが、まったくのデタラメの間違いかのような印象を受けるものの、その後の文章では、次のように書かれている。

脳症になっていなくてもインフルエンザになった段階でこれらの解熱鎮痛剤は、使用すべきではないということです。

 つまり、インフルエンザになったときは、解熱剤を使うな、というのが専門家の見解としても正しいということです。

 NHKとしては、噂や憶測がネットで拡散してしまっているということを報じたかったのでしょうが、その記事の書き方が支離滅裂なために、そのNHKの記事自体が混乱を招いている印象です。

 そもそも、 インフルエンザで熱が出るのは身体の防御反応なワケだけど、 そこで解熱剤を飲んでしまうとインフルに対する防御反応が 抑えられてしまうので逆効果になることもあるのですが、そうした状況判断は医学的知識のある医者でなければできないことではありますが、熱を下げることが、病気を治すことではない、ということを知識として持っておくことは、非常に大切なことです。

 

 

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