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コーヒーの効能は飲み方次第!飲み過ぎは危険だけれどガンを予防できる?

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コーヒーの効能が統計で否定された?

先日、コーヒー愛飲家を恐怖に陥れる研究結果が発表されました。一日4杯以上(一週間に28杯以上)コーヒーを飲む習慣のある24歳以下の人は、コーヒーを飲まない人に比べて男性で約1.5倍、女性に至っては2倍以上、死亡率が高いというのです。

この驚くべき研究結果は、アメリカの研究チームが医学専門誌「メイヨー・クリニック紀要」(2013年8月15日発刊)に発表したもので、調査方法は、全米の20歳から87歳までの男女4万4千人を調査対象とし、16年間にわたって追跡した結果を統計化したものでした。

調査対象の数も多数であり、調査期間も長期にわたるため、調査結果の信憑性はもはや、疑う余地もありません。信じたくありませんが、やはりコーヒーは体に悪く、死亡率を上げてしまうものなのでしょうか?

コーヒー飲み過ぎで不安ですか?

実はコーヒーにはガンを予防する?

コーヒーが死亡率を上げるという調査研究結果がある一方、それとはまったく反対に、様々な病気やガンまでも予防する効果があるという研究結果も、いまで数多く発表されてきました。

 ★糖尿病減少説

  •  ・1万7,111人の男女を対象とした調査を平均で約7年間にわたり追跡した結果、「1日に7杯以上コーヒーを摂取する人では、1日2杯以下の人に比べ2型糖尿病の危険度が2分の1になる」(オランダ・Dr. vanDam)
  •  ・1日3~4杯のコーヒーを飲んだ場合、飲まない人に比べ女性で29%、男性で27%糖尿病にかかる率が減少、1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%、男性で55%の減少 (フィンランド・国立公衆衛生研究所)
  •  4,736人の男性を対象に行った調査により、2型糖尿病が発症する「相対危険度」はコーヒーを飲まない人を1とすると、1日に1~2杯飲む人は0.72となりました。3~4杯では、0.67、5杯以上飲む人は0.64でした。コーヒー5杯で、糖尿病になるリスクが約4割も低下する。(九州大学大学院医学研究院予防医学分野の古野純典教授らの研究)
  • ・クロロゲン酸が血糖値を抑制する-ラットに麦芽糖(水あめの主成分)とコーヒー豆の抽出物を同時に与えた場合と、麦芽糖だけを与えた場合で血糖値の変化を調べていますが、コーヒーが血糖値の抑制に効果的に働いているという結果を得ています。またこの実験では、コーヒーの成分であるクロロゲン酸と血糖値の関係も調べており、クロロゲン酸が効果的に血糖値を抑制するという結果も得られています。(熊本県立大学環境共生学部食健康環境学科の奥田拓道教授らの研究)

 ★各種がん予防説

  • 大腸がん―8年間、35歳以上の岐阜県高山市の3万人を対象に調査したところ、コーヒーを全く飲まない人の大腸がん発症率を1とすると、1日に1杯以上飲む人は男性で0・81、女性は0・43と発症率が半分以下に抑えられていることがわかった。(岐阜大大学院の永田教授)
  • 肝臓がん―40~69歳の男女9万人の10年間調査で、1日5杯以上飲んでいる人の肝臓がん発症率は、飲んでいない人の4分の1に低下している。(国立がん研究センター調べ)
  • ・子宮体がん―1日3杯以上飲む女性は発症が60%減少。(国立がん研究所の調査)

 ★胆石予防説

  • 1日2~3杯のコーヒー飲む男性は、胆石の発症率が40%。(米ハーバード大学医学部の10年間の研究)

 ★脳卒中予防説

  • 1日4杯以上飲む女性は脳卒中の発症率が40%低い。(ハーバード大)

 ★パーキンソン病予防説

  • 1日にコーヒーを800CC以上飲む人のパーキンソン病の発症率は5分の1(ハワイの疫学調査)。

統計の取り方に問題あり

ここまでたくさんの「コーヒーが良い説」を見ると、まるでコーヒーが何かの万能薬かのようにさえ思えてきてしまいますが、いったいどっちの調査結果を信じればいいのでしょう?

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最初の、「コーヒーを飲むと死亡率が上がる」とする統計結果は、実は、コーヒーが死亡原因になっているとは限らないのです。

事実、この調査報告書をよく読むと、コーヒー愛飲家たちは喫煙率も高いため、それも死亡率を押し上げる原因になっていたのではないかと結んでいます。
実際、喫煙する人としない人の死亡率は、1990年にJPHC研究で発表された研究結果によると、喫煙者の死亡率は男性で1.6倍、女性で1.9倍となっています。
これは今回発表されたコーヒー愛飲家の死亡率に近い数値です。また、コーヒーを飲むような人は、飲まない人に比べて、ワイルドなライフスタイルを好む傾向があることも、死亡率を上げる原因に影響していると思われます。

これらの調査結果において、着目すべき点は、コーヒーに含まれる成分、内容物が、調査結果にどのように反映されているかという視点でみるべきなのです。

結局コーヒーは体にいいの?わるいの?

コーヒーは体にいい

概してコーヒーに含まれる成分は体にいいとする調査結果のほうが、優勢を占めています。またコーヒーが体に良くないという調査結果を見てみても、コーヒーが体に悪いという説を覆すような、決定的な根拠を与えるようなものはまだありません。

ただ、コーヒーが体に悪いとする説は、コーヒーの飲みかたを問題にしているものがほとんどです。その中で特に問題になっているのが「カフェイン」の取り扱いです。

カフェインは、少量であれば、実際市販薬にも利用されているほど、健康維持にとって有用なものですが、カフェインは取りすぎることによって、カフェイン中毒を引き起こしてしまいます。

また、カフェインは胃液の分泌を活発にする効果があり、胃の消化作用を促進させる一方、大量に取りすぎると、かえって胃壁を荒らす原因になってしまいます。

また、コーヒーそのものは、有用な成分が含まれているものの、市販の缶コーヒーなどには、豆から抽出され、缶につめられて店頭に並ぶまでに、コーヒーの有用な成分の多くは失われてしまっていることがほとんどです。

それどころか、市販のコーヒーの多くは、風味をつけるために、過剰に砂糖を加えていたり、他の混ぜものが混入されているため、体にいいと思って毎日缶コーヒーを飲んでいるつもりでも、かえって砂糖を過剰摂取しているだけで、糖尿病の原因になってしまったなんてことになりかねないのです。

健康を倍増させるコーヒーの飲み方

 コーヒーが危険だと言われている元凶はカフェインです。ならそのカフェインの摂取量さえ気をつければ、コーヒーの効能のイイトコどりをできるわけです。

コーヒーの摂取量とその危険性を示す次の表を見てください。

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日本人の成人の平均体重の近似値である65キロで考えると、急性カフェイン中毒の可能性があるカフェインの摂取量は、0.42g です。

一方、コーヒーいっぱいに含まれるカフェインの量は、0.06g~0.1g程度です。

ということは、一度にコーヒー4杯飲むと、少々危険ということになります。逆に言えば、4杯以下であれば、むしろ、コーヒーのカフェインを恐れる必要はないわけです。

一日につき一杯や二杯程度なら、むしろコーヒーの効能を十分期待できる飲み方であり、健康を増進させることができます。

 

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