風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識?

あなたの風邪の治し方は間違っています

バカは風邪を引かないといいますから、あなたは風邪をよく引いてしまうかと思います。

風邪を引いた時、もちろん早く治したいですよね。はやく風邪から回復するためにあなたはどのような方法をとりますか?

  • 風邪を引いたら風邪薬を飲む
  • はやく治すためには病院で強力な薬をもらう
  • もっとはやく治すためには点滴や注射を打ってもらう
  • 汗をいっぱいかいて体の悪い菌を外に出す
  • 寝るときは水枕に冷えピタシート
  • 風邪を引いている時はお風呂は我慢

と、だいたいこんなところでしょうか。

しかし、「ええ!」と思うかもしれませんが、医学が発達した今、科学的に検証してみたら、これらは全て「風邪を治す方法」としては間違いだったのです。

ちょっと信じられませんか?だって薬局で売っている風邪薬って、風邪を治すための薬でしょ?まして病院に行くのも間違いだったの?じゃあどうすればいいの?と思うかもしれません。

まずは上記の何が間違いだったのか知った上で、正しい風邪の治し方についてお話します。

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市販の風邪薬では風邪は治らない?

風邪の原因はウィルスです。だからこのウィルスを殺す薬があれば、風邪を即座に治すことができるのですが、実はこのウィルスを殺すことができる薬は、今のところ存在しないのです。

ってことは風邪に効く薬はないということなのです。にわかに信じがたいかもしれませんが、これは今、医学会でも常識になりつつあります。

では、風邪薬とは一体何だったのか?

これは、風邪を治すものではなく、風邪を引いたことによって出てくる各種の症状を和らげるものだったのです。たとえば、熱を下げたり、鼻水を止めたり、扁桃腺の腫れを抑えたり。

なら、薬飲んだほうが、やっぱり良かったんじゃ?と思うかもしれませんね。でもそうでもないのです。

でも、実は熱が出たり、鼻水が出たりするのは、体が風邪のウィルスを撃退するための生体反応であって、これらを薬の力で抑制してしまうことは、かえって風邪の治りを遅らせてしまいかねないこともあるのです。

極論を言えば、市販の風邪薬のせいで、かえって風邪が長引いてしまいかねないのです。

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 病院で出す強力な風邪薬も抗生物質も効かない?

「市販の薬は弱くて、病院で出す薬は強い」と思っている人も多いかと思います。しかし、これは風邪には当てはまりません。

上記で述べたように、風邪を治す薬というのは今現在、存在しないのです。これは病院で出す薬でも例外ではありません。

じゃあ、病院で出してくれる抗生物質も効かないのでしょうか?

抗生物質が風邪を治す効果はないという臨床結果がすでに出ています。

 実はかなり前からすでに米国の感染症学会では「健常人に発症したウィルス感染には、抗生物質を使うべきではない」と前々からガイドラインに示されていたのですが、2005年になってやっと日本の学会でも風邪やインフルエンザに抗生物質は無効、細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ないとするに至った過去があります。日本呼吸器学会が打ち出した指針はウィキペディアでも確認できます。

 多くの医者はそれを知ってか知らずか、根拠も無しに、ほとんど慣習として、風邪で来院した患者に、抗生物質を処方しているだけなのです。

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注射や点滴は缶ジュース一本分程度の栄養

抗生物質でさえ、無意味なわけですから、当然注射や点滴も、殆どの場合において、風邪を治すにあたっての効果は期待できません。

インフルエンザの予防としてのワクチン注射であれば、効果はありますが、風邪を引いた後での注射は、風邪を治すにあたって、ほとんど意味ありません。点滴にしても、点滴というのは、簡単にいえば食事などが困難な場合の栄養補給でありますが、点滴に入っている栄養は通常100kcal程度で、缶ジュース一本分程度です。

 点滴による栄養補給は、吸収率が優れていますが、逆に風邪のような症状の場合に点滴を行うと、血管が炎症を起こしてしまいかねません。

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汗をかくほど体力消耗し、風邪が治りにくくなる

また、昔から汗をかくと、体の中の悪いものが汗と一緒に出て、風邪が早く治るといいますが、これもまったく根拠の無いでたらめにすぎません。

ウィルスは汗をかいても外に出ません。風邪をひいて熱が出るのは、熱によってウィルスを死滅させるための生体反応なのですが、無理に外側から体を温めても、ただ単に体力を消滅させてしまうだけで、体がウィルスと戦うためのエネルギーを失ってしまいかねません。

ただ、悪寒を感じたり、体が冷えている時には、体を温めることは、大変有効なことです。

しかし、無闇矢鱈に体を温めると、かえって風邪を治りにくくしてしまいます。

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水枕、アイスノン、冷えピタシートはただの気休め

 おでこにぬれタオルを置いたり、氷枕や、最近では冷えピタシートを貼り付けたりする人も居ますが、これも、風邪を治すということに関して、ほとんど役に立ちません。

 むしろ、熱が出るのは体が風邪のウィルスと戦うための反応として、熱が出ているために、これを無理に下げようとするのは、体が風邪を治そうとしていることを妨害していることであります。

でも、おでこに冷えピタシートを貼ると、安心しますよね。そうした心理的な効果はあるでしょう。ただ、科学的には何の意味もないことを覚えておいてください。

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風邪を引いていてもお風呂に入って大丈夫です

風邪を引いたらお風呂に入ってはダメだというのも、昔からよく言われていることですが、これも、風邪を治すために、お風呂には入らない、という意味では、間違った考えです。

お風呂に入ることで、風邪が治りにくくなることはありません。

むしろ、入浴によって風邪をはやく治すことにつながることもあります。たとえば、インフルエンザウィルスは、湿度に弱いため、入浴の際の湯気による加湿効果は、風邪を治すにあたって、大変有効です。

 また、お風呂に入ると、清潔になり、さっぱりするので、睡眠を充分にとることが可能になり、結果的に風邪が早く治ることにつながるとも言えます。

 ただ、風邪のウィルスが、入浴したことによって、その後の入浴する人に感染してしまう危険性はあります。

 そういった意味では、風邪を引いたらお風呂は控えたほうがいいとも言えます。

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これが新時代の風邪を治す方法だ

 このように、今まで風邪を治すためにしてきたことが、ことごとくダメだったとなると、では、風邪を治すためには、何をすればいいんだ!とお思いになることでしょう。

実は、風邪をはやく治すには、なにもしないことが、一番の方法なのです。

これは、なにも、冗談を言っているわけではありません。 これは日本呼吸器学会がまとめた診療方針「成人気道感染症診療の基本的考え方」なのです。

風邪を引いた時に、熱が出ます。多くの人は、熱が出ることは悪いことだと捉えますが、実は、熱が出ているのは、体がウィルスと戦っている証拠なのです。

よって、風邪をはやく治すためには、熱が自然に下がるのを待つために、安静にしていることが一番いいのです。

参考までに、日本呼吸器学会が打ち出した、科学に基づいた風邪を治すための指針を紹介します。

成人気道感染症診療の基本的考え方

  1. 自然に治るもので、かぜ薬で治るのではない。
  2. 普通は3~7日で治るが、14日程度かかる場合も。
    ほとんどがウイルス感染。
    ただし、インフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しない。
  3. 抗菌薬(抗生物質)はかぜに直接効くものではない。
    抗菌薬を乱用すると、下痢やアレルギーの副作用や薬が効かない
    耐性菌を生み出す危険がある。
  4. かぜ薬は、症状の緩和が目的の対処療法にすぎない。
    多くのかぜ薬、特に総合感冒薬は、連用すると発疹や発熱、胃腸障害などの副作用の危険がある。
  5. 発熱は体がウイルスと戦っている免疫反応で、ウイルスが増殖しにくい環境を作っている。
  6. 解熱・鎮痛薬は、症状が激しい場合にのみ頓服として使う。
    アセトアミノフェンなど作用が穏やかな薬が推奨される。
  7. 十分な食事が取れない時や消化性潰瘍がある人、アスピリン喘息、
    腎不全の人はアスピリン、ナプロキセンなどの解熱・鎮痛薬は飲んではいけない。
  8. 症状の持続(4日以上)や悪化が見られる時は医師の診断が必要。
    予防にはうがい、手洗いが有効。
  9. うがいには殺菌効果があるポピンヨード(イソジン)が望ましい。
  10. 発症時、特に発熱時に最もウイルスをうつしやすい。
    (「成人気道感染症診療の基本的考え方」より)

ただし、これらは、あくまでも通常の風邪の場合に限ったことで、これがインフルエンザや細菌感染の場合は、最悪の場合、肺炎や脳炎などにつながるため、必ず医療機関の診療が必要です。

風邪において、医療機関の診療が必要となる目安は次の通り。

病院に行くべき風邪の症状

体温 39℃以上
鼻汁 透明感がない
喉の痛み 激しい痛み、はれ
せき 激しい

まとめ

最新の科学と臨床研究に基づいた風邪を治す方法が、「何もせずに安静にしている」とは、拍子抜けした人も多いことかと思います。

 また以下に日本の医療界が非科学的だったかとお思いになることかと思います。いや、まだにわかに信じられない方も多いかと思いますが、この呼吸器学会がわざわざこの指針を打ち出した理由は、川崎医科大呼吸器内科の松島敏春教授曰く

「弱った体への細胞感染を予防する目的で抗菌薬が処方されているが、効果があるという科学的根拠はない。逆に抗菌薬の乱用が耐性菌の増加を招き、院内感染にもつながっている」

ということです。

風邪を引いた時は、何か対策をしたくなるでしょうけども、ここは一つ、我慢して、何もせずにただ寝ましょう。それが一番の風邪を治す方法です。

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24 Comments
  1. 松原 says

    抗生物質を飲むと熱は出ますがなおりが良いのですが、他色々あまりにも一方的な意見を言われている気がします。
    マーケティング的には正しいと思いますが。

  2. @SEZUTSU says

    風邪を引いたら・・・・だいたいわかっていたけどね。時間がある時に是非ご覧ください。

    《風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? https://t.co/w9aNT7uNlP》

  3. @kiyotaka_ogawa says

    自分で実験して昔から思っていたとおりです。大学院で得た知識でも同じ結論です。 https://t.co/huyd6Jx7xn

  4. @mas729 says

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  5. @nanukayoka says

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  6. @ikopinkangel says

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  7. @mods_pop says

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  8. @DarumaKuri says

    風邪の治す方法も色々と変わってきているようです。→風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? https://t.co/qed41fjLtU kenkoushinbunより

  9. @hirumadojo says

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  10. @ReikiAshitaka says

    風邪ひいたら、
    薬飲まなきゃダメ?
    栄養のあるもの食べなきゃダメ?

    なにもしないで寝てなさい!

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  11. @taqeshitanaqa says

    「市販の風邪薬のせいで、かえって風邪が長引いてしまいかねないのです。」/風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? via @kenkouxyz https://t.co/U0qIneGVVr

  12. @hmfrolfing says

    風邪流行ってますね^^;
    風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? via @kenkouxyz https://t.co/Q2GSyvHaNX

  13. @spiccioa8 says

    風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? https://t.co/JgrnB1In2t via kenkoushinbun

  14. @sunafukin1974 says

    当たり前と言えば当たり前の話。でも風邪になったら早く治そうといろいろとやってしまうのも事実。年取ったのもあって睡眠を取るのが一番だとよく分かる。■風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? via @kenkouxyz https://t.co/L5fIOGPLdJ

  15. @matsuokayukio1 says

    風邪引いてももともとあまり病院行かないなぁ。
    お風呂入っても良いは知らなかった。 https://t.co/L9lLGNYhmL

  16. @gump_hair says

    風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? https://t.co/U7MSU7h7a4 @@kenkoushinbunさんから

  17. @AAD_Japan says

    『風邪を治す薬というのは今現在、存在しないのです。これは病院で出す薬でも例外ではありません。じゃあ、病院で出してくれる抗生物質も効かないのでしょうか?抗生物質が風邪を治す効果はないという臨床結果がすでに出ています。』 https://t.co/9sjVzy8OZN

  18. @marukome_otome says

    RT @AAD_Japan: 『風邪を治す薬というのは今現在、存在しないのです。これは病院で出す薬でも例外ではありません。じゃあ、病院で出してくれる抗生物質も効かないのでしょうか?抗生物質が風邪を治す効果はないという臨床結果がすでに出ています。』 https://t.co/9s…

  19. @educatedguess says

    こんなことが常識だったことは一度もないなあ。三日経っても熱が一向に下がらないとか、のど鼻の痛みがひどいとかない限り風邪(&インフルエンザ)で病院に行ったことないや。:風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? https://t.co/FXMWN4yR8T

  20. @miamusics says

    RT @AAD_Japan: 『風邪を治す薬というのは今現在、存在しないのです。これは病院で出す薬でも例外ではありません。じゃあ、病院で出してくれる抗生物質も効かないのでしょうか?抗生物質が風邪を治す効果はないという臨床結果がすでに出ています。』 https://t.co/9s…

  21. @teio69 says

    風邪を治す方法最新版!デタラメだった今までの常識? https://t.co/AssYPXvDWW

  22. ひざし says

    風邪ってウイルスがあり過ぎて特定出来ないから自然治癒が良いぜって事だろうけど3週間風邪治らなくて病院で貰った薬飲んだら2日で治ったぞ。
    あと搾乳とかで寝てられないし薬も人によっては大事だから一概に否定するのは如何かな。
    あと咳は早く止めとかないと喉に死んだウイルスやら白血球やらがこびり付いて口が死ぬほど臭くなるからな

    1. kanri says

      3週間風邪が治らなくて、病院で貰った薬を飲んだら2日で治ったということに関しては、3週間薬を飲んでいなかった時に、すでに体の中で、ウィルスに対する抗体が形成され、抵抗力が強まっていたこともあり、すでに薬を飲んでも飲まなくても風邪が治る状態であったということも考えられます。

       実際、記事でも述べているように、風邪のウィルスというのは特定するのは難しく、それに対して効く薬を特定することは非常に困難です。

      だからといって、医者や薬を全否定するわけではありません。インフルエンザなどは医者に行けば、どのインフルエンザであるかを特定できたりすることは非常に大切なことです。

       どれがいい、どれがだめということではなく、こうした知識を頭に入れた上で、自分で状況に合わせて判断してくことが大切だと考えます。

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