人工芝のせいでゴールキーパーが癌になったのはウソ?
アメリカで、ゴールキーパーばかりに次々とガンが発症するという現象に気づいたサッカーコーチ、グリフィン氏は、少ないながらも自分が関わった選手たちの記録を調べていくうちに驚くべきことを発見してしまったのです。
なんと38件の記録のうち、34件のゴールキーパーがガンと診断されていたのです。
なぜゴールキーパーばかりがガンになったのか、その原因は人工芝にあるのではないかと問題提起をしました。サッカーコーチが個人的に調べたデータの因果関係だけでは、到底科学的根拠と呼べるには乏しいものではありましたが、それをアメリカの報道番組、NBCがとりあげたことがきっかけで、他のメディアも追従し、それぞれ独自の上差で、人工芝が子どもたちの健康に与えるリスクが高いという問題提起をしました。
そうした人工芝の危険性の指摘に対して、当初は人工芝委員会(The Synthetic Turf Council)は、人工芝が身体に何の影響もないという証拠が、近々科学的に証明されると言い切りました。
しかし、後日出された報告は、人工芝から出されるゴムくずを吸い込んだり、口腔摂取したり皮膚に触れたりすることの有毒性に関するレポートが過去二十年間で60件あったという、人工芝が安全性を示すものとは全く逆の、人工芝が危険であるという報告でした。
報道機関はこれを元にアメリカ政府の合衆国環境保護庁(Environmental Protection Agency)にたいして、「国中にある子どもが遊ぶ人工芝は本当に安全なのか」と公式の場で追求したものの、スポークスマンはこの質問を無視。
さらに米国下院エネルギーおよび商業対策委員会(House Energy and Commerce Committee)は環境保護庁官に対し、現在安全性回答に向けて調査中であると通知。返答期限は昨年11月6日でしたが、未回答でした。
つまり、アメリカ政府は「人工芝が安全であるという態度を明らかにしようとしなかった」=「暗に人工芝は危険であるということを認めた」ということで、より多くのメディアに報道されることになったのです。
そしてこの騒動は日本でもとりあげられ、報じられることによって、一気に多くの人が人工芝の危険性について知ることとなりました。
しかしここで注意したいのは、原因は人工芝としているものの、実際は人工芝のクッション性を高めるために、人工芝の上からまかれているゴムチップが何らかの形で体内に入ることによってガンをひきおこしているのではないかと疑われているのであり、人工芝自体はガンとは無関係なのです。
よって殆どの家庭で使用されているような人工芝は、衝撃吸収のためのゴムチップを使用することはないので、今現在問題になっているガンの問題とはまったく無関係です。
クッション材のゴムチップの原料は廃タイヤや合成繊維
アメリカのゴールキーパーたちがガンを発症した原因は、正確には人工芝ではなく、人工芝においてクッション材として使われているゴムチップが原因であり、人工芝ではないのです。
このゴムチップは、あくまでも人工芝とは別のもので、あとから人工芝にまぶして使うものです。
これはスポーツの競技場の地面として人工芝を使う場合に、天然の芝生より固くなる人工芝が足腰に与える衝撃を和らげるために使用されるものです。
このゴムチップは合成繊維や廃タイヤを原料として用いるのですが、その成分はベンゼン、カーボンブラック、鉛などです。
これらの成分がゴールキーパーたちが発症したガンの原因ではないかと疑われているものです。
ではこれらの物質は発がん性物質としてどのような位置づけでしょうか?
■国際がん研究機関(IARC)の発がん性分類
Complete List of Agents evaluated and their classification
http://monographs.iarc.fr/ENG/Classification/index.php
- 1 ヒトに対する発がん性が認められる(carcinogenic to human)
- 2A ヒトに対する発がん性がおそらくある (probably carcinogenic to humans)
- 2B ヒトに対する発がん性が疑われる(possibly carcinogenic to humans)
- 3 ヒトに対する発がん性がおそらくない(probably not carcinogenic to humans)
IARCの分類によると、
- ベンゼン→ グループ3
- カーボンブラック→ グループ2
- 鉛→ グループ2B
つまり、ゴムチップの原料の成分のうち、カーボンブラックと鉛はかなりの確率で発がん性が疑われるものなのです。
人工芝にまぶされたゴムチップは体内に侵入する
しかしそうしたゴムチップを別に飲み込むわけでもないのに、なぜ体内に入ってきてしまうのでしょうか?
ゴムチップが敷き詰められた人工芝のグランドでプレーしたことがない人は、そうした疑問を抱くかもしれません。
しかしゴムチップがしきつめられた人工芝でスポーツをしたことのある人ならわかると思いますが、一試合その人工芝で走り回ってプレーをすると、土のグラウンドで土まみれになるのと同じように、靴はもちろん、靴下の中はゴムチップだらけになります。
ヤフーの知恵袋に寄せられた、お母さんの嘆きをみれば、人工芝のゴムチップがどれだけ凄まじいものか、想像できると思います。
小4の長男、小2の次男、年中の三男が、
クラブチーム(サッカー)に所属してます。
そこの所属チームの使用しているグラウンドが人工芝です。
サッカーをやる環境、設備は整っていますが、
靴下に人工芝が半端なく付きます。
あと、人工芝の中にある黒いゴムチップもおまけに付いてきます。
息子達が帰宅すると、玄関、家中人工芝とゴムチップだらけになってしまいます。
家に入る前に除去出来ればいいのですが、
凄くとりにくいです。
100円で粘着のコロコロを購入して試しましたが、中々取れません。
手で根気よく取りますが、
この時期ですので、静電気が強く、今度は人工芝が手に付き…。
イライラします。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12139155912
そうしたゴムチップだらけの状態で息を吸い込んだりしたときに、なんかの拍子で吸い込んでしまったり、肘や膝を擦りむいた際に、その傷口からゴムチップが体内に知らない間に侵入することになるのです。
日本の人工芝は全滅状態の危機的状況?
ガンの原因は人工芝ではなく、クッション材として人工芝に撒く廃タイヤのゴムチップだと書きました。なら、日本の人工芝とお思いかもしれませんが、残念ながら、日本も同じようにクッション材としてのゴムチップの導入が進んでいます。
スポーツの競技場で使用されている人工芝には、ほとんどすべてこうしたゴムチップが敷き詰められています。
ゴムチップは耕うん機のようなもので、人工芝全面にまんべんなく巻かれているのです。
このように、まかれているため、 もしゴムチップが危険だということになれば、この人工芝からゴムチップだけを取り除くというのは、不可能です。
つまり、人工芝全てを取り除き、取り替えなければならないのです。
サッカー場の人工芝を取り替えるとコストは1億円!
アメリカもそうなのですが、日本でもなかなか人工芝の問題解明についてあまり積極的に動こうとしていません。
なぜならそうした競技場はほとんど、行政によって作られたものなのですが、これらのゴムチップを除去するとなれば、人工芝を丸ごと総取っ替えしなければなりません。
もちろんそうしたお金は行政が負担しなければならないのですが、一体いくら掛かるのでしょうか。
平均的なサッカーグラウンドの面積は5000㎡だとします。そして競技に耐えうる人工芝であれば、1㎡5000~7000円程度。ピッチサイズが最大で120m×90mでサイドライン・タッチラインを2m空けたとして11656㎡、11656㎡×1㎡5000円の人工芝=5828万円と、人工芝だけでこれだけの金額がかかります。
これにもともとあった人工芝を処分し、また新しい人工芝を敷く施工費を加えれば、一億円近くかかります。
日本のスタジアムの殆どは赤字だというのに、一体どこから人工芝を取り替える予算をひねり出すのでしょう?
2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとして建設される新国立競技場(東京都新宿区)の大会後の利用や
運営を検討する文部科学省の作業部会が10日、初会合を開き、国内の主要スタジアムの大半が赤字運営となっている実態が報告された。
同省によると、14年度の実績で02年サッカー・ワールドカップ(W杯)日韓大会で使われた10競技場は、札幌ドームを除いて全て運営収支が赤字で、
自治体からの指定管理料によって採算をとっていた。
解体された旧国立競技場は09~13年の5年度のうち、3年度は赤字運営だった。
こうした現実的な問題から、政府を始めとした行政側は、人工芝を取り替えなければならなくなるような結果に結びつく調査に対して、及び腰になっているのです。
また、使われていたゴムチップの代替も必要になるので、単純に今ある人工芝を張り替えればいいというわけでもないのです。
人工芝はゴムチップが絶対に必要?
ゴムチップさえ使わなければいいのではありますが、人工芝で競技をするとなれば、その硬さから、四肢の路盤から受ける衝撃が大きくなり、その負担から障害が発生すること が明らかになっています。
ゴムチップのない人工芝でスポーツをすれば、ガンにはならないものの、今度は足や腰に障害を負うことになるのです。
つまり人工芝にはゴムチップは不可欠なのです。
ゴムチップに発がん性物質があるものが使われていると書きましたが、ゴムチップの中には、健康被害のことを考慮した無害なものもあります。硫酸バリウムが充填されているエチレンプロピレンゴム・合成ゴムであれば、天然の重晶石から産出される物質で毒性はありません。日常生活に 使用されていて、米国の食品医薬品庁 の検査にも合格し、医療用として使用されているものです。
もちろんそうしたゴムチップは、廃タイヤなどを利用したゴムチップより当然、高価になります。
まとめ
38件中34件のガンという事例があったというのであれば、廃タイヤ由来のゴムチップが敷かれた人工芝でスポーツをするのは、大変危険です。
人畜無害といわれているゴムチップが敷かれた人工芝グラウンドもありますが、廃タイヤ由来のゴムチップが敷かれた人工芝もありますが、これらを見分けるのは、普通の人には不可能です。
この人工芝問題に対して、上記の理由から、なかなか調査もすすまないことでしょう。つまりこの先も長く、その危険性は野放しにされることでしょう。
今のところ、人工芝のゴムチップがガンを引き起こしているという、積極的な因果関係は明らかになっていないものの、その疑いはかなり濃厚です。
となれば、特に子供などは人工芝でのスポーツはやめたほうが無難かもしれません。
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@hazukimagine 以前、床材に人工芝をお勧めしたけど一般に売られてるのは問題ないんだよね?w https://t.co/xEH35Vwn5k
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ちょっと心配なニュースです。
人工芝ではガンにならない?原因は廃タイヤ製のゴムチップ – 健康新聞
うちの子も、今まで何度も口に入ってると思われ…
今更話題になっても、既に遅いような気がして、今更フットサルを辞めさせるわけにも… https://t.co/j7LIuj8ntp
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北京の小学校で児童ら体調不良、校庭を調査へ(AFP=時事) https://t.co/oiTRHvefN0 廃タイヤのゴムチップ使ってるのかな?https://t.co/xpN5QvLsoB
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この前フットサルした時、靴の中にめっちゃ入ってたのってゴムチップなのか。
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自動車はゴムタイヤを介在し駆動力を路面に伝える。ゴムで路面をグリップするから、文房具の消しゴムのように摩耗する。人の履く靴底のゴムも同じだ。歩いた分だけ減っていく。目には見えないがゴムは路面に付着するし、大気中にも漂う。舗装路面のアスファルトやコンクリート。これも減っていく。人が吸い込んだものはどうなるか。体内に留まり悪さをするのか、排出されるのか。この疑問の解明は科学的にもかなり難問だ。タイヤを摩耗させつつ車は走る。飛行場の滑走路を見給え。ゴムの黒色の跡だらけだ。レース場もコーナーでタイヤをすり減らして抜けてゆく。タイヤは形を変え、降雨で溝と河川を経て最後は海へ。流れる過程で一部は下水処理場で補足もされるだろうが、ゴム消費量からすれば、それは微々たる量だろう。
我々が食べる魚は、その水の中で育つ。食物連鎖。ファクターは多い。
ゴムチップを緩衝材に用いたスポーツ用サーフェスとしての人工芝などに恐れることはない。
文科省、国交省、厚労省が大掛かりな検証をするなら、世界のメーカーは協力するだろうが、
発がんを云々するなら、恐れるべきは中国大陸方面から飛来する「汚れた空気」の方なのではないだろうか。汚れた空気は雨に含まれてナチュラルグラスのスポーツグラウンドは勿論のこと、ゴルフコースにも降り注ぐし、牧場にも降り、土壌に長期間ストックされるのだ。
スポーツサーフェスと発癌の因果関係。こんな話し、もうやめよう。
おっしゃりたいことはわからないでもないですが、38件中34件のガンという事例があった報告に関しては、どうお考えでしょうか?
中国大陸からの汚れた空気云々は問題のすり替えにすぎません。
ゴムチップが大量にまかれた人工芝でスポーツをすれば、無意識のうちに多くのゴムチップを体内に取り込んでしまうことになります。
その危険性に関して目をつぶるのではなく、真正面から考えるべきではないでしょうか。
どこの国も車は一大産業だし政治家は利権があるので手を出したくないのでしょう
日本では今までろくに調べてもいないのですから